桜盆栽(旭山桜)の植え替え方法を詳しく紹介
このページでは桜盆栽をネット等で購入したけど「花が終わったらどうお手入れしたら良いかわからない…」とお困りの方に、植え替え方法を写真多めで出来るだけ細かく初心者にもわかりやすく紹介していきたいと思っています(真似すればOKってくらいを目指してます)。
写真じゃよく分からないという方の為にYoutubeで動画も公開(音量に注意)していますのでご利用下さい。ページ下部にもリンク有ります。
ただ、ココで紹介している情報は独学で実践した内容ですので、紹介しているような結果にならない場合も有りますのでご了承下さい。
植え替え方法 <適期は2月中旬~下旬>
定期的に植え替えを行う事で、根詰まりや用土のトラブルを防ぐ事ができます。毎年でも良いのですが、2年に1回位のペースがおすすめです。
植物の生長するサイズは地上部分と地下部分がほぼ同等になると言われています。なので、地上部分が良く育つ為には地下部分も同じだけのスペースが必要になります。なので、植え替えを行わないと根詰まりを起こし、最悪の場合、枯れてしまう可能性があります。
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1.用意する物
用土は『赤玉土(小粒)2:鹿沼土1』でも大丈夫ですが、市販の盆栽用土の方が色々ブレンドされていておすすめです。
その他、ハサミ・スコップ・割り箸・ハイドロボール(100円ショップで購入可)が有ると便利です。 -
2.鉢から根鉢を抜く
鉢から根鉢を抜く際、なかなか抜けず大変だと思いますが、桜の根元をしっかり持ってゆっくり抜いて下さい。
なかなか抜けない場合は、鉢と根鉢の隙間に割り箸やハサミを刺して隙間を作ると抜きやすいです。 -
3.根鉢を崩す
植え替えで一番重要なポイントが、ココの根鉢を崩して古い土を落とす作業です。
鉢から根鉢が抜けたら、まずは手で根鉢を崩します。その後、割り箸や竹串で崩していきます。どうしても崩せない場合はハサミ等を使用して下さい。出来るだけしっかりと古い土を落として下さい。 -
4.伸びた根をカット
伸びた細い根をハサミでカットします。切る量は全体の1/3から半分程度カットします。
太い根はなるべく傷つけないように注意して下さい。 -
5.一回り小さくなりました
今回、半分くらい根をカットしました。
写真では結構古い土が残ってますが、ここでも出来るだけ古い土は落として下さい。 -
6.ハイドロボールを敷く
通常、盆栽の底の部分にはゴロ土という大きめの粒の用土を敷き、排水性を確保するのですが、今回はハイドロボールで代用します。あまり厚く敷きすぎると用土が入らなくなってしまうので、鉢底部分に薄く敷いて下さい。
このハイドロボールは100円ショップで購入可能です。 -
7.根のサイズの確認
実際に鉢に根を入れてみてサイズを確認します。OKであれば針金を使用して根を鉢に固定します。盆栽鉢は浅い物が多いので出来るだけ根は針金で動かないように固定して下さい。
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8.用土を入れる
桜の位置が決まったら隙間に用土を充填していきます。
スコップで充填していくのですが、100円ショップでも購入できる筒型スコップがおすすめです。 -
9.しっかり隙間を埋める
根の間にもしっかりと用土が入るように、鉢を揺すったり、割り箸等で突っついたりして隙間が無いようにしっかりと用土を充填します。
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10.最後に水やり
用土がしっかり充填できたら水やりを行います。水やりを行う事で更に隙間に用土を入れる事ができます。
はじめ、鉢底から濁った水が出てきますが、透明な水になるまでしっかりと水やりを行います。
濁った水は粉状の用土が流れ出ているので、微塵を無くす事で粒状度が保たれ用土の排水性・通気性が良くなります。
植え替え後は根がダメージを受けているので、しばらくの間は用土が乾燥しないように水やりに注意して下さい。
剪定方法を動画で見る(Youtube)
※音が出ます音量に注意※