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ピーマンの栽培方法を紹介

このページではピーマンをプランターで栽培する方法を紹介しています。詳しい栽培方法(各作業工程)をわかりやすく写真多めの別ページで紹介している場合が有ります。その際は各項目に有るリンクをクリックして先のページに移動して下さい。

ピーマンの栽培ついて

ピーマン

長期間収穫ができる夏野菜

トウガラシの仲間のうち、辛みのない種類をピーマンと呼ぶそうです。基本的にどの品種も育てやすいのですが、オススメの品種は『京ひかり』です。 ピーマンは暑さに強く、また病気や害虫の影響も少なく夏から秋にかけて長く収穫することが出来るので、プランター栽培でも初心者にオススメの野菜です。

また、きちんとコツを押さえてて世話をすると1株から100個以上収穫できるので夏から秋にかけてピーマンを買わずに済むかもしれません。



ピーマンの栽培カレンダー

ピーマンの苗を購入してからの栽培カレンダーになります。種からの栽培カレンダーでは無いのでご注意下さい。
クリックで拡大出来ます。

ピーマンの栽培カレンダー

↑関東の目安でお住まいの地域によって異なります↑

栽培方法

画像たっぷりの詳細ページが有る場合はリンクをクリックして下さい。

目次

下のリンクで目的の項目までショートカットできます。

植え付け時に用意する物

ピーマンの苗
種から育てる事も出来ますが、初心者の方はホームセンターや園芸店で苗を購入し育てる方が失敗が少なくなります。オススメの品種は『京ひかり』ですが、基本的にホームセンター等で売られている品種はどれも比較的育てやすい品種です。
深型プランター
ピーマンは根を浅く張るのですが、多湿を非常に嫌う為、深さ30センチ以上ある深型のプランターを用意してください。60センチ程度のプランターで2株、丸型10号鉢で1株が目安です。
園芸用土
初心者は新しい野菜用の培養土を購入した方が連作障害が発生せず、失敗が少なくなります。初心者に特にオススメなのは粒状培養土です。保水と通気性が良いので根張りが良く丈夫に育ちます。見た目が独特なのと価格が若干高価なのが難点です。
発砲スチロール
ピーマンは水を好む一方で多湿を嫌います。スノコ付きのプランターであれば、ほぼ問題無いのですが、丸型の鉢等には底に発泡スチロール片を敷いて水はけを良くする方法がオススメです。
洗濯ネット(荒目)
発泡スチロールを洗濯ネットに入れてから鉢の底にセッティングすれば、取り出す際に培養土と混ざらずに簡単に回収できるので、楽に再利用することが出来ます。水切りネット等でも代用できるのですが、すぐに破れたり中身が出てきてしまうので、値段は若干高くなりますが、洗濯ネットの方がオススメです。100円ショップで売っている荒目の物でサイズはプランターや鉢に合った物を購入してください。
園芸用支柱
風などによって苗が倒れないように支柱を立てます。長さは90センチ前後の物がオススメです。
敷きワラ
ピーマンは細かい根を浅く広げていくので株元にワラなどを敷き、根を守ると良いです。また、水やりの際に泥が跳ね返り、葉っぱに付くと病気の原因になるので、病気を防ぐ為にもオススメです。
粒状培養土の場合はあまり泥が跳ね返る事は無いので無くても大丈夫かも知れません。
誘引テープ
苗を支柱に固定する際に使用します。手で切る事が出来るので麻紐よりもおすすめです。100円ショップで購入出来る誘引テープで十分です。
その他の園芸用具
手袋やスコップ、ハサミ、園芸用シートなども有ると便利です。大抵の物は100円ショップやホームセンターで購入できるので一度揃えておくと良いです。

苗の選び方

ピーマン苗の選び方

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丈夫な良い苗を選ぶ事が後の栽培・収穫にかなり影響してきますので、お店でしっかりと良い苗を選びましょう!!
もし弱そうな売れ残った苗しか無く、植え付けまでに時間の余裕がある場合は妥協して購入せずに、後日出直して購入するのも一つの方法です。

  1. 病気にかかっていない
  2. 葉っぱの色が濃い
  3. 節と節が詰まっていて(狭い)間延びしていない
  4. 1番花が咲いている、もしくは咲く直前(実がなっているものは×)
  5. 双葉が付いている
  6. ポットの底から白い根が見えている

全て必須ではないですが、優先順に並べてみましたので、出来るだけクリアしている苗を購入してみて下さい。

苗の植え付け方

ピーマンの植え付け方法

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ピーマンは高温に強く低温に弱いので遅霜の心配がなく、地温が安定してくる時期に行います。関東であればゴールデンウィーク前後が苗の流通量も多くなり、植え付けにはちょうど良い時期になります。あまり遅い時期だと苗の入手も困難になり、良い苗から売れていくので、粗悪な残り物しか無いと言う事態になりますので注意です。

10号前後の鉢には1株、60センチ程度の深型プランターなら2株植え付ける事が出来ます。プランター栽培の場合は鉢が大きく1株当たりの培養土が多い方が大きく育ち収穫が多くなります。

ピーマンの根は乾燥に弱いので、植え付ける前にしっかりと水をやり湿らせてから根鉢を崩さないように植え付けます。深さは根鉢が隠れる程度の浅めに植えます。プランターに複数株植える場合は、株間を20~30センチほど空けて植えて下さい。

植え付けが終わったら、支柱を設置し誘引テープで固定します。そして鉢底から流れ出るくらいにたっぷりと水をあげて下さい。根付くまでの1~2週間は用土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりをして下さい。

»写真たっぷりの解説はコチラ!!

プランターの置き場所と管理の注意点

ピーマンは雨による多湿や落花の点から雨が苦手な植物です。なので、出来れば軒下などで直接雨が当たらない場所が有れば理想です。また、日光が大好きなので日当たりの良い場所に置いて下さい。我が家では昼から日暮れまで日の当たる場所に置いてますがそれなりに収穫できてます。

水やりは多すぎても少なすぎてもダメなので、培養土の表面がカラカラに乾いていたら、たっぷりと鉢の下から水が流れ出るくらい与えます。回数よりも1回の量を多く与えて下さい。

整枝の方法

整枝の方法

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ピーマンは整枝を行わないと枝が混み合って実が沢山できますが、樹に負担がかかり短命になりやすいので注意が必要です。また、整枝をする事で日当たりや風通しも良くなります。

ナスのような3本仕立てにする必要は無く、花芽が付く節ごとに枝が2本に分かれるので、内側の混み合う枝を摘みながら育てていく事により、長期間コンスタントに収穫をすることが出来ます。必ずどちらかの枝を切るという訳ではなく、混み合っている部分の枝を摘んでいきます。

また、1番果(1番最初の実)は樹勢を強める為に早めに摘み取り、1番果よりも下から出るわき芽も摘み取ります。

»写真たっぷりの解説はコチラ!!

追肥の方法

追肥の方法

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ピーマンは非常に肥料を必要とし、収穫期間も長くなるので必ず追肥が必要になります。市販の野菜用の肥料をあげれば大丈夫です。

1番実が付いたら追肥を始め、化成肥料を2~3週間に1回もしくは液体肥料を週に1回追肥を行います。プランターでの栽培は毎回の水やりによって栄養が流れ出てしまうので、肥料切れを起こしやすいので特に注意が必要です。

また、ピーマンはカルシウムが不足すると尻腐病(生理障害)が発生する事があるので、たまに苦土石灰を少し撒いてカルシウム分を補給し予防してください。ただ、尻腐病の原因はカルシウム不足だけではないので、他の原因で発生している可能性もあります。

収穫の方法

収穫の方法

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ピーマンの収穫は開花後15~20日の未熟果を収穫します。
収穫の際は枝が弱く折れやすいので手で摘み取らずにハサミを使用して下さい。また、適時に収穫せずに放置すると完熟し赤ピーマンになってしまい、樹も疲れる原因になりますので、出来るだけ早めの収穫を心掛けてください。

スーパーで売ってるような立派なサイズまで育ててしまうと樹が疲れ、収穫できる量が減ってしまいます。なので、少し小さいかなぁっと感じるくらいの小ぶりサイズで収穫を行った方が樹が疲れにくく、結果的に収穫量は多くなります。

まとめポイント

上で紹介したピーマン栽培の中で重要ポイントを紹介!!

  1. 深型プランターで多湿防止
  2. 気温が安定してきたら植え付け(遅霜に注意)
  3. 混み合った枝は適度に摘み取る
  4. 収穫は早どりを心がけ完熟させない
  5. 追肥は忘れず定期的に

以上の重要ポイントを押さえてピーマン栽培に挑戦してみて下さい。


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