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ミニキュウリの栽培方法を紹介

このページではミニキュウリを鉢植えで栽培する方法を紹介しています。詳しい栽培方法(各作業工程)をわかりやすく写真多めの別ページで紹介している場合が有ります。その際は各項目に有るリンクをクリックして先のページに移動して下さい。

ミニキュウリの栽培について

ミニキュウリ

食べるのにもちょうど良いサイズ

キュウリには、スーパー等で良く見る普通サイズの物と、10センチ前後の大きくなる前に若取りした物か、サイズの小さい専用品種のミニキュウリが有ります。

普通サイズのキュウリを育てるには成長が旺盛で広い場所が必要になりますが、ミニキュウリの場合は主枝型の品種が有り、鉢植えのあんどん支柱でコンパクトに育てる事が出来ます。初心者にもオススメなのが『ラリーノ』です。イボイボの無い10センチ前後のウィンナーの様な形のキュウリで節ごとに実が付きます。コンパクトに育てられて多収なミニキュウリはスキマで栽培するにはもってこいの夏野菜です。ぜひとも挑戦してみてください。

ミニキュウリの栽培カレンダー

ミニキュウリの苗を購入してからの栽培カレンダーになります。種からの栽培カレンダーでは無いのでご注意下さい。
クリックで拡大出来ます。

ミニキュウリの栽培カレンダー

↑関東の目安でお住まいの地域によって異なります↑

栽培方法

画像たっぷりの詳細ページが有る場合はリンクをクリックして下さい。

目次

下のリンクで目的の項目までショートカットできます。

植え付け時に用意する物

ミニキュウリの苗
種から育てる事も出来ますが、初心者の方はホームセンターや園芸店で苗を購入し育てる方が失敗が少なくなるのでオススメです。たくさん品種が有りますが、オススメの品種は『ラリーノ』です。『ベランダきゅうり』として売られている物もあります。
8~10号サイズの鉢
鉢は8~10号のサイズの物が置き場所や用土の量的にもオススメです。これにミニキュウリ1株を植えつけます。
園芸用土
初心者は新しい野菜用の培養土を購入した方が失敗が少なくなるのでオススメです。初心者に特にオススメなのは粒状培養土です。保水と通気性が良いので根張りが良く丈夫に育ちます。見た目が独特なのと価格が若干高価なのが難点です。
鉢底石
水はけを良くするために鉢の底に敷きます。スリット鉢や粒状培養土を使用する際には無くても大丈夫です。
園芸用支柱
ミニキュウリはツルを巻きながら成長していきます。そのツルを巻くために支柱が必要になります。オススメはツルをコンパクトに巻いていける『あんどん支柱(リング支柱)』です。
敷きワラ・ココファイバー
ミニキュウリの根は浅く張り乾燥に弱いので、株元にワラやココファイバーなどを敷いて、培養土が乾燥しないようにすると良いです。また、水やりの際に泥が跳ね返り、葉っぱに付くと病気の原因になるので、病気を防ぐ為にもオススメですが必須ではないです。
その他の園芸用具
手袋やスコップ、ハサミ、園芸用シートなども有ると便利です。大抵の物は100円ショップやホームセンターで購入できるので一度揃えておくと良いです。

苗の選び方

ミニキュウリ苗の選び方

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丈夫な良い苗を選ぶ事が後の栽培・収穫にかなり影響してきますので、お店でしっかりと良い苗を選びましょう!!
もし弱そうな売れ残った苗しか無く、植え付けまでに時間の余裕がある場合は妥協して購入せずに、後日出直して購入するのも一つの方法です。

  1. 病気にかかっていない
  2. 葉っぱの色が濃く厚い
  3. 節と節が詰まっていて(狭い)間延びしていない
  4. 双葉が付いている
  5. ポットの底から白い根が見えている

全て必須ではないですが、優先順に並べてみましたので、出来るだけクリアしている苗を購入してみて下さい。

苗の植え付け方

○○

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ミニキュウリの植え付けは、地温が安定してくる時期に行います。関東であればゴールデンウィーク前後が植え付けにはちょうど良い時期になります。

8~10号の鉢に1株が植え付けの目安になります。ミニキュウリはツルを伸ばしながら成長していくので、大きいプランターに2株植えるより、1鉢に1株植えた方がツルの管理が楽になります。また、キュウリはあまり深く根を張らないので深い鉢を用意する必要はありません。

ミニキュウリの苗は植えつける前にしっかりと水をやり湿らせてから根鉢を崩さないように植え付けます。植え付けが終わったら、あんどん支柱(リング支柱)を設置します。支柱のサイズは鉢のサイズによって適合サイズの物を選んでください。8~10号鉢の場合は、75センチ~90センチが目安です。

そして最後に鉢底から流れ出るくらいにたっぷりと水をあげて下さい。根付くまでの1~2週間は用土が乾かないように水やりをして下さい。

鉢の置き場所と管理の注意点

ミニキュウリは日光を好み、用土の乾燥に弱く水不足になると実が曲がりやすくなります。また、肥料切れでも曲がりやすくなるので、水切れと肥料切れには注意が必要です。理想は出来るだけ日の良く当たる場所に置いてください。敷きワラやココファイバーを設置して培養土の乾燥を防いだりするのもオススメです。

キュウリは雄花と実のなる雌花が咲きますが、雌花は受粉しなくても単独で実を付ける「単為結果」という性質を持っています。なので、ゴーヤなどで虫があまり来ないない場所での栽培時に行う人工授粉も不要です。逆に受粉してしまった場合、種が黒くなったり、実の形が歪になったりして結果、食感が悪くなってしまいます。

芽かきの方法

芽かきの方法

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ミニキュウリはツルが伸び始めると各節から脇芽が出てきます。
株元から5~6節目までの脇芽は爪で摘み取ります。この際に、もったいない気もしますが、ツルの成長を優先させる為に花芽も一緒に摘み取ってください。

その後は、6~8節目くらいから出てくる脇芽を1本伸ばし2本仕立てにします。更にその後、各節から延びる脇芽は全て摘み取ってください。


誘引の方法

誘引の方法

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ある程度、ツルが育ってきたらあんどん支柱(リング支柱)の外側にツルを折らないように気を付けながら時計回りに巻きつけていきます。

リングとツルを誘引テープや紐で軽く固定していきます。誘引後、6~7節伸びてきたら再度リングに誘引を行います。

リングに固定する際に、強く固定するとツルが成長し太くなった時に食い込んでしまう可能性があるので注意です。


結実の方法

ミニキュウリ『ラリーノ』は節なりタイプで節(葉っぱが出る)ごとに雌花が付きますが、実は7節目から付くように芽かきを行います。
その後、3節(3本)実を付けたらその先の2節は花芽を取り休ませる。そしてその先の3節に結実させる。というサイクルを繰り返す事で、株を疲れさせないようにします。結果的に長期間収穫を行う事が出来ます。

追肥の方法

ミニキュウリは肥料を必要とし、収穫量も多くなるので必ず追肥が必要になります。市販の野菜用の肥料をあげれば大丈夫です。

植え付け後2週間くらいから追肥を始め、その後は2週間に1回のペースで追肥を行います。鉢植えでの栽培は毎回の水やりによって栄養が流れ出てしまうので肥料切れを起こしやすいので特に注意が必要です。液体肥料を1週間に1回くらいのペースで与えても大丈夫です。

収穫の方法

ミニキュウリは長さ10センチ前後、太さ2センチ前後が収穫の目安になります。成長が非常に速いので少し放置(夏場は1日)するとすぐに大きくなってしまうので、出来るだけ早どりを心掛けて株を疲れさせないようにします。

まとめポイント

上で紹介したミニキュウリ栽培の中で重要ポイントを紹介!!

  1. 8~10号鉢に1株
  2. 6節目までは脇芽かきをして摘花も行う
  3. 7節目以降で脇芽を1本伸ばし2本仕立てに
  4. 水切れ・肥料切れに注意(実が変形しやすい)
  5. 人工授粉は不要(単為結果で実が育つ)
  6. 3本実らせたら次の2本はお休み
  7. 早どりを心掛け株を疲れさせない

以上の重要ポイントを押さえてミニキュウリ栽培に挑戦してみて下さい。


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